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スーツ:総合解説
スーツとは、同一の生地から仕立てられた上着とトラウザーズ(ズボン)、場合によってはウエストコートを含む一組の衣服である。スーツは19世紀半ば以降、西洋のメンズウェアの中核を担い、フロックコートから現代のラウンジスーツへと変遷を遂げながら、ビジネスおよびフォーマルな装いの定番として定着した。
スーツの歴史は、社会変革・産業革命・仕立ての大衆化と深く結びついている。サヴィル・ロウの職人による手縫いの傑作から、現代の既製品まで、スーツを理解することは、数世紀にわたる職人技・社会規範・服飾の歴史を理解することにほかならない。
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ご存知ですか?
- 「スーツ」という語はフランス語の suite(従う)に由来し、上着・トラウザーズ・ウエストコートがすべて同じ生地に「従う」ことを意味する。
- サヴィル・ロウのビスポークテーラリングの歴史は1800年代にさかのぼり、通り名は地主リチャード・ボイルに由来する。
- スーパー200sの生地は、ウール繊維の直径が15.25ミクロン以下のものを指す。
- ダブルブレストスーツは1930年代と1980年代に最盛期を迎え、2020年代に再び脚光を浴びている。
- ボタンの位置(ボタンスタンス)は、着用者の体型の印象を大きく左右する。
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用語集より
- しつけ縫い(バスティング)
- 仮縫い段階で生地を固定するために施す仮の縫い目。本縫いの前に行われ、フィッティングで調整が加えられる。
- ゴージライン
- カラーとラペルが交わる縫い目の位置。その高さは、スーツの時代的スタイルやフォーマル度を示す重要な指標である。
- ウエスト絞り(サプレッション)
- スーツジャケットのウエスト部分をどの程度絞り込むかを示す概念。シルエットの輪郭を決定する。
- ピックステッチ
- ラペル・ポケット・袖口の縁に施される装飾的な手縫い。ビスポークテーラリングの品質を示す代表的な特徴のひとつ。